Dnzhn9gI971K56u8Q_rSlkKqTr1UC1cS5yEHG8mF1iE 【ユマニチュード】「人間を専門とする獣医」ではなく「人のためにケアをする人」になるための記事 | 今日も幸せな看護師人生を!

【ユマニチュード】「人間を専門とする獣医」ではなく「人のためにケアをする人」になるための記事

看護師の働き方

認知症ケアの新しい技法として注目を集める「ユマニチュード」

 

今回の記事は、看護について深めるための本を紹介します。

そのテーマは「ユマニチュード」についてです!

 

 

このユマニチュードという言葉、皆さんご存知ですか?

これはイヴ・ジネストとロゼット・マレスコッティの2人によって作られた、知覚・感情・言語による包括的コミュニケーションに基づいたケアの技法のことです。

これは「人とはなにか?」「ケアする人とはなにか?」を問う哲学と、それに基づく150以上の実践技術から成り立っています。

認知症ケアとして注目されていますが、ケアを必要とするすべての人に使える大変汎用性の高いものになっています!

 

はじめの印象としては、認知症の人たちがユマニチュード技法で何が変わるんだと言う印象でした。

ただ誰しもあると思いますが、認知症の人たちとの関わり方って本当に難しいですよね?

実体験で起きている現象について、なにかヒントを頂きたいと思いこの本を手にとって見てみると、「人とはなにか?」ユマニチュードの基盤となるこの考え方に共感できました!

 

この考え方は一生役立つ考え方となると思うので、しっかり整理しておきたいと思いこのブログを書きました。

 

よく「その人に寄り添ったケアを実践していきたい」という看護師はたくさんいますが、本当にその人らしさ、ましてやその人としての尊厳を尊重したケアができているのか?

その考え方を整理したい人に読んでいただきたい本です!

 

 

 

ユマニチュードとは

 

  • ユマニチュードとは:ユマニチュードの理念は「絆」
    人間は相手がい
    なければ存在できない。私がここにいるのはあなたがここにいるから、あなたがここにいるのは私がここにいるから。
    この「人と人との関係性」に着目したケアがユマニチュードである。ユマニチュードは「人間という種に属する存在である」という特性を互いに認識し合うとための一連のケアと技法である。ケアの中心にあるのは、人でも病気でも障害でもなく、ケアをする人とケアを受ける人との「絆」であり、この絆によって、両者の間に前向きな感情と言葉を取り戻すことが出来る。
  • 人間のための獣医になってはいけない:動物は生きていくのに呼吸・排泄・動くという基本的な欲求を持っている。ただ人間は動物である一方で直立歩行し、言語を持ち、笑い、服を着るなど社会性や理性を持っている。これが”人間らしさ”であり、これららの特性を欠いてしまえば他の動物たちとの差が無くなってしまう。
    人間の動物の部分である基本的欲求に関してのみ行うケアを行うことは、「人間を専門とする獣医」になってしまう。
    「人間を専門とする獣医」ではなく、「人のためにケアをする人」になる
  • 誤ったケアは害である:強制的なケアが健康を害している→無理やりお風呂に入れる、転倒リスクがあるから立たせない、おむつに排泄を指せる、など強制的なケアが健康を害していることは多くの研究によって証明されている。

 

人間を専門とする獣医、ぐっと来た言葉でした!

人間らしさを尊重したケア、それは食べる、排泄、寝るだけではないですね、それでは動物と変わらない。

服を着替え身なりを整えるなど「人間らしさ」

人間らしさを尊重したケアのヒントをこの章ではもらえた気がしました!

 

 

 

ユマニチュードの4つの柱

 

  • 見る:ただ見るのではなく、相手の視線を掴みに行く
  • 話す:話題がないときでも、会話が続く方法がある
  • 触れる:飛行機の離陸・着陸のように触れる
  • 立つ:40秒立つことができれば、寝たきりは防げる

 

これは本当に当たり前のことですが、できていない人が本当に多いことが触れられています。

この章では技術の基なるであろう基本的な4つの概念が触れらていますが、まずはこれを意識しないでも出来るレベルまで落とし込んでいかないといけないですね!

 

 

 

心をつかむ5つのステップ

 

  1. 出会いの準備:ケアの予告をするプロセスで、必ず扉をノックすることで相手に自分が来たことを知らせましょう
  2. ケアの準備:ケアの合意を得るプロセス。ここで大切なことは、3分以上このプロセスに時間をかけない。合意を得られなければ、一旦諦めて出直す(30分後とかに)。合意を得ないまま行うケアは「強制ケア」になってしまう。
    強制ケアを行わないための「諦める能力」。これを実践するためにはケアをする人の勇気が必要で、それを理解する組織の力も求められる。
  3. 知覚の連結:ユマニチュードの「見る」「話す」「触れる」を実践しながら、5巻から得られる情報は常に同じ意味を伝える。相手の視覚・聴覚・触覚のうち少なくとも2つ以上の感覚へ、調和的でポジティブな情報を与え続ける。入浴介助を例にすると:相手の視野に入り(視覚)、温かいお湯をかけて(触覚)、気持ちいいですねと声をかける(聴覚)→実況中継がうまくいくコツ
  4. 感情の固定:次回のケアにつなげるためのステップ。この人は嫌なことをしないという感情記憶を残す。良い時間を共に過ごしたことを振り返ってみる。
  5. 再会の約束:たとえ記憶ができない人にも必要なことで、ポジティブになにか約束したという感覚を感情記憶にとどめてもらうためのステップ。前のステップ(感情の固定)によってポジティブな印象を残し、このステップでまた来ることを伝えましょう!

 

「友人宅を訪れる時の様子と同じ意識を持ちましょう。」確かに自分の友人の家を訪れたときには必ずノックやピンポンはしますし、ドキッとした言葉でした。

 

またいちばん大切なプロセスは、2番目の「ケアの準備」な気がしました!

やっぱり強制ケアをしないための準備、合意を得てからのケア。理想論ではあるかもしれませんが、在宅看護をやっているからこそやりやすい環境にあるのではないかなと思います!

そのためにも出会いの準備や、日々のユマニチュードの積み重ねが大切で、ケアすること自体が嫌な感情を持たれないような関わりが必要ですね!

 

 

 

まとめ

 

この本にはユマニチュードを実践するための具体的な手法は書いていませんでしたが、概念的な大切なことについて触れられていました。

「動物である私達の、人間らしさ」

人と人との絆をきずくための手法として、ケアする人たちの基盤となる考え方・概念だと思うので、一度は読んでいただきたいと思いました!!

 

 

 

長くなりましたが、最後までありがとうございました!

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